2023年12月より楽天市場の基本還元率となるSPUの大幅な変更があり、楽天モバイルユーザーが優遇される特典内容となりました。
これを機に楽天モバイルの契約を検討している方もいるのではないでしょうか？
この記事では楽天市場での月間購入金額における損益分岐点と、楽天モバイルのSPUの詳細、また楽天モバイルの料金プランであるRakuten最強プランについて解説していきます。
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SPUのために楽天モバイル契約はあり？楽天市場での損益分岐点は？
結論からいうと、楽天市場での月間購入金額が３万円を超える場合はSPUだけのために契約するのもありです。
楽天モバイルの料金プラン “Rakuten最強プラン”の料金は３GBまでは税込1,078円です。
具体的な計算方法については後述していますが、楽天市場で月に税込３万円を超える買い物をしている人は楽天モバイルによるSPUアップでもらえるポイントが1,078ポイントを超えるため、楽天モバイルを実質０円で利用できることになります。
つまり楽天市場での損益分岐点は月の利用金額が税込３万円となります。
ただし、データ利用量により楽天モバイルの料金も変わってくるため、その点は料金プランについて理解しておく必要があります。
では、ここからは楽天モバイルのSPU特典内容の詳細と、楽天モバイルの料金プランについて解説していきます。
楽天モバイルのSPU特典内容は？
楽天モバイル Rakuten最強プラン契約によるSPU特典は以下の通り。
| 変更前 | 変更後 | |
|---|---|---|
| ポイント倍率 | 楽天モバイル対象プラン契約で +１倍～+３倍 | Rakuten最強プラン契約で +４倍 |
| 月間獲得上限 | 5,000～7,000ポイント 契約プラン、会員ランクで前後 | 2,000ポイント |
以前のSPU特典は、楽天モバイルの契約プランによってポイント倍率が+１倍～+３倍と幅がありましたが、2023年12月のSPU改訂で特典対象となる契約プランが「Rakuten最強プラン」のみとなり、そのかわりSPUポイント倍率は+４倍にアップしています。
一方でSPUによる楽天ポイントの月間獲得上限は2,000ポイントまでダウン。
獲得上限が下がった点に関しては改悪となってしまいますが、2,000ポイント獲得するための利用金額は月５万円（税別）となるので、よほどのヘビーユーザーでない限りはそこまで影響はないと言えます。
楽天市場での損益分岐点の計算方法
楽天モバイルRakuten最強プランの損益分岐点の計算方法について解説していきます。
まず、Rakuten最強プランの料金は３GBまでは税込1,078円。
つまりこの1,078円分のポイントを獲得できる購入金額が損益分岐点となります。
上記で解説した通り楽天モバイルのSPU特典はポイント倍率+４倍です。
４％の還元率で1,078ポイント獲得するための購入金額は…
つまり楽天市場で月に税込３万円を利用することで、データ利用量が３GBまでなら楽天モバイルの料金が実質０円となります。
毎月楽天市場で３万円から獲得上限の５万円までを利用する場合、楽天モバイルの料金を超えて黒字になるため、むしろ契約してしまった方がお得になります。
では３GBを超える場合は損益分岐点はどう変わってくるでしょうか？
楽天モバイルの料金プラン “Rakuten最強プラン”について
楽天SPU対象の料金プランの“Rakuten最強プラン”は、毎月のデータ利用量により支払い金額が決まります。
データ利用量が３GBまでは税込1,078円ですが、３GBを超過し20GBまでの場合は税込2,178円、20GBを超過すると税込3,278円となります。
20GB超過してからはどれだけ使っても料金は変わらず税込3,278円という点は楽天モバイルの大きな魅力です。
Wi-Fi環境がないところで動画を多く視聴する場合や、テザリングを利用する場合でもデータ使用量を気にすることなく利用できるのはいいですよね？
一方で楽天モバイルのSPU特典で解説した通り、ポイントの月間獲得上限は2,000ポイントですので、３GBを超過した時点で料金が2,178円となり獲得上限ポイントを超えてしまいます。
つまりデータ利用量が３GBを超えた時点で獲得ポイントが楽天モバイルの料金を超えることがなくなるため損益分岐点はなくなります。
街での楽天カード利用によるポイント＋１％を考慮した場合の損益分岐点は？
※2024年11月現在は楽天カード街での利用特典は終了しているようです。
Rakuten最強プラン３GBまでは、楽天市場利用金額月税込３万円が損益分岐点と前述しましたが、毎月開催されるキャンペーンで、楽天モバイル契約者限定「街での楽天カード利用によりポイント還元率が＋１％」の計２％になるというものがあります。
このキャンペーンにより、仮に獲得上限500ポイントをすべて獲得した場合は楽天市場での損益分岐点は大きく下がります。
３GBまでの利用料金税込1,078円から街での利用によりもらえる500ポイントを差し引き、楽天モバイルSPU＋４％でもらえるポイントが残りの578円分を上回る楽天市場の利用金額は…？
楽天市場での利用金額が15,895円、つまり税込16,000円が損益分岐点となります。
ただし、電気ガス水道のような固定費の支払いや、楽天ペイアプリへの楽天キャッシュのチャージなどはキャンペーンの対象外で、あくまで対面での支払いのみが対象となっている点は注意が必要です。
スーパーでの食費の支払いや、外出時の支払いなどをできる限り楽天カードにまとめるようにしましょう。
※2023年11月以前の「街での楽天カードの利用によるポイント還元２倍キャンペーン」は楽天市場で月２万円以上利用した月のみでしたが、2023年12月以降は楽天モバイル契約者へ変更となり、楽天市場での利用金額の縛りはなくなりました。
いずれにせよ楽天モバイルを契約するメリットはデカい
普段からスマホのデータ通信量が月３GBを超える場合、どれだけ楽天市場を利用しても楽天モバイルSPUアップでもとを取ることはできません。
ですが、仮に月20GB以上利用したとしても税込3,278円と楽天モバイルの料金自体がそもそも安いこと、楽天モバイルを契約することで楽天カードの街での利用分のポイントが２倍になることなど考えると、トータルで見た場合は楽天モバイルを契約してしまった方が絶対にお得です。
楽天市場をそこそこ利用している人なら、一度楽天モバイルの契約をしても損はないです。
切り替え手順は以下の記事で解説していますので参考にしてください。
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