私は2024年1月現在、スマホはJ:COMモバイル(テレビ、Wi-Fi込み)で契約していますが、それに加えてデュアルSIMで楽天モバイルも利用しています。
SPUアップによるポイント還元により楽天モバイルの料金分は回収できていますが、デュアルSIMには「バッテリーの減りが早い」というデメリットもあります。
※デュアルSIMに関しては以下の記事でも書いています。
そのため、iPhoneの電池の寿命のことも考えると、J:COMのサービスを丸ごと楽天に切り替えてしまった方が長期的に見てメリットが大きいかも…と考えました。
そこで、J:COMから楽天へ切り替えた場合の以下の点について、総合的に考えて徹底的に比較検討をしてみました。
比較検討の仕方はJ:COM以外の格安スマホを利用している人にも参考になる内容になっていると思いますので、今後楽天のサービスでまとめようと考えている場合はぜひ参考にしてみてください。
※本記事の価格表示はすべて税込で記載しています。
楽天モバイルとJ:COMモバイルどっちがお得か?Wi-Fiや他サービス込みで徹底的に考えてみた。
楽天モバイルとの料金比較に際して、現在J:COMで契約中のサービス内容について確認してみました。
現在のJ:COMの契約状況としては、J:COMモバイルに加え、Wi-Fi+テレビの他、電気ガスもすべてまとめています。
まずは、それに代わる楽天のサービスで価格帯や内容が概ね同じになるものをピックアップしてまとめました。
スマホの料金プランを比較
楽天モバイル | J:COMモバイル | |
---|---|---|
月額料金 | 3GBまで1,078円 | 1GB 1,078円 ※データ盛適用で5GB |
データ量繰り越し | 不可 | 可 |
通話料金 | 専用アプリの利用で無料 | 5分かけ放題550円 |
J:COMモバイルは5GBで1,078円+通話5分かけ放題550円
J:COMモバイルの契約プランとしてはデータ容量1GBで1,078円のプランですが、J:COMモバイルの特徴として、J:COMの他サービスを利用している場合、データ盛が適用される点があります。
私の場合、テレビとネットも一緒に利用しているためデータ盛が適用され、実質5GBで1,078円となっています。
J:COMモバイルの詳細な料金プランは以下の通り。
楽天モバイルは3GBまで1,078円+通話無料
一方で楽天モバイルの料金プランに関してはデータ使用料に応じて価格が上がっていくというプラン。
楽天モバイルの最大のメリットはどれだけ利用しても料金が3,278円までという点。
動画視聴などデータ通信をよく使う人は楽天モバイルがかなりお得になりますが、私の場合は自宅はWi-Fi環境下であることから基本的には月3GBまでで収まっています。
データ容量についてはギガ数だけで見るとデータ盛が適用されるJ:COMモバイルに軍配が上がります。
ただし、J:COMモバイルでは音声通話かけ放題5分/回で550円のオプションを追加していることから夫婦2台で毎月1,100円が追加でかかっています。
一方で楽天モバイルは専用の無料通話アプリの楽天Linkがあることから、仮に切り替えた場合は月1,100円のオプションが不要になります。
J:COMモバイル2台分で現在月3,256円となっているので、楽天に切り替えた場合のスマホ料金は月2,156円に減額される計算です。
テレビ+ネットの料金を比較
楽天 | J:COM | |
---|---|---|
テレビ | 該当サービスなし | スマートお得セレクト ネット込み8,558円 |
ネット | 楽天ひかり 5,280円 or 楽天Turbo 4,840円 | スマートお得セレクト テレビの欄と同じ |
ルーター購入費用 | 必要 楽天ひかり6,000円程度 楽天Turbo41,580円 | 不要 スマートお得セレクト契約で 無料レンタル |
工事費用 | 楽天ひかり19,800円 楽天Turboは工事不要 | 一括36,000円 24回分割で実質無料 |
J:COMはテレビ+Wi-Fiのセットプラン
J:COMでまとめているテレビとWi-Fiは「スマートお得セレクト」というプランで契約しており、セットで合計8,558円となっています。
ちなみにテレビのチャンネルパックBの内容としては国内・海外ドラマが見放題というプラン。視聴可能なチャンネルの一例としては以下の通り。
TBSチャンネルの渡鬼やBSデジタルのアンパンマンなんかはよく視聴しています。
Wi-Fiは光1Gコース。特にストレスなく利用できるWi-Fi環境です。
工事費用は契約時のキャンペーンにより24回の分割払いにすることで実質無料となっています。
ただし途中解約をした場合は、残りの契約期間月分の工事費用の残債を支払うという条件があります。
一方、これらと同等の楽天側のサービスを契約するとなるとどうなるか?
楽天は同等のテレビサービスはなし、ネットは楽天ひかりorTurbo
まずテレビに関してはJ:COMと同等のサービスはありませんでした。
J:COMはケーブルテレビのため、現在の住居に引っ越しをした際はアンテナ工事をしませんでした。
つまりJ:COMを解約した時点でテレビ(地上波)が見られなくなってしまうため、楽天にすべて切り替える場合は別途アンテナ設置工事が必要になります。
アンテナ費用としてはネットで簡単に調べたところ、通常の地上波のみで20,000円、BSなども見れるタイプで35,000円となっていました。
またWi-Fiに関しては楽天ひかりと楽天Turboの2択があります。
それぞれの料金プラン、ルーター代、工事費等の諸費用については以下の通り。
楽天ひかり
基本料金は戸建て住宅の場合5,280円とJ:COMの契約プランより安く、かつ現在のWi-Fi環境と大きく変わることなく利用することが可能なようです。
ただしデメリットとしては楽天Turboと比べて、初期費用の割引特典が少ない点が挙げられます。
また、ルーターは家電量販店等で自分で購入する必要があります。
ちなみに楽天ひかりの対応ルーターは以下リンクの通り。
初回は工事費などの初期費用合わせて31,080円、2回目以降は月額5,280円が基本料金となります。
楽天Turbo
楽天Turboはホームルーターをコンセントに差せばネット環境が使えるようになります。
そのため工事費用はかかりませんが、その代わりホームルーターの価格が41,580円とかなり高いです。
ただしルーター代は楽天カード支払い限定で48回払いにすることができ、月額866円になります。
また、基本料金に関しては通常月4,840円ですが、契約初年度は割引が適用され月1,980円の支払いとなります。
初回のみ事務手数料が3,300円かかるため、まとめると初回の月額料金は6,146円(1,980円+866円+3,300円)、2回目以降~12回目までが月額2,846円(1,980円+866円)、13回目以降~48回目までが月額5,706円(4,840円+866円)、49回目以降は4,840円となります。
楽天Turboに関してはキャンペーンを開催しており、楽天モバイルユーザーが契約することで楽天ポイント20,000円分のポイントバックがありました。
2024年1月現在、キャンペーンの終了時期はまだ未定のようです。
キャンペーンや月々の支払い額を考慮するとWi-Fiは楽天ひかりよりも楽天Turboがよさそうです。
月々の支払い額は楽天が圧倒的に安くなる
ここまで比較してきたJ:COMと楽天のそれぞれのサービスでかかる料金をまとめてみます。
楽天 | J:COM | |
---|---|---|
スマホ2台 | 2,156円 | 3,256円 |
テレビ | アンテナ設置が必要 35,000円ほど | ネット込み8,558円 |
ネット | 楽天Turbo 初回6,146円 2~12回目2,846円 13~48回目5,706円 49回目~4,840円 | テレビ料金に含む |
その他特典 | キャンペーンで楽天ポイント2万円分が貰える。 | |
合計 | 初回8,302円+アンテナ設置費用 2~12回目5,002円 13~48回目7,862円 49回目~6,996円 | 11,814円 |
月々の支払い金額では、楽天に切り替えた場合は以下の金額だけ安くなります。
支払い額以外のメリット・デメリットは?
では、切り替えによる月々の支払い額以外の部分で見たメリット・デメリットについてまとめていきます。
テレビ視聴に関して
楽天では同等のサービスがなく、仮にJ:COMを解約して楽天に切り替えた場合、普段視聴している番組が見られなくなります。
そしてJ:COMからレンタルされているチューナーにはYouTubeが付属しており、テレビでYouTubeを視聴することができるようになっています。
最近のテレビではYouTubeが見れるものもあるようですが、我が家のテレビは10年ほど前に購入したもののため、そういったオプションはついていません。
そのため、J:COMを解約するとYouTubeが視聴できなくなります。
また、今の住居に引っ越してからは最初からJ:COMで契約しているためテレビアンテナの設置はしていません。
そのため楽天へ切り替えた場合、テレビを見るためにはアンテナ設置が必須となり、手間と費用がかかります。
ただし、アンテナは一度設置してしまえばそれ以降のテレビの視聴に費用はかからなくなります。
J:COMでは毎月のテレビ視聴料がかかっているため、その点はアンテナを設置してテレビ視聴をした方がお得と言えます。
Wi-Fi環境に関して
J:COMでは光1Gコース。auひかりの回線を利用しているため他社の光回線と比較してもさほど差はない性能のようです。
一方で楽天Turboはホームルーター。
一般的にホームルーターより光回線の方が通信環境としては安定すると言われているようです。
ただし、ホームルーターは端末の置き場所を変えたりすることで環境が改善できるのもメリット。
また、楽天回線エリアとしては私の住所は5Gはまだ対応していませんでしたが、2024年3月頃までに5G Sub6の拡大エリアに含まれているので、今後の性能は期待できるのではないかと思います。
Wi-Fi環境に関してはJ:COMよりも性能面では落ちますが、これからの5Gエリア拡大次第では光回線以上の性能も期待できる可能性もあります。
その他サービス(電気、ガス等)に関して
電気、ガスともにJ:COMでまとめていますが、楽天に切り替えた場合、電気は問題ありませんがガスは私の住所ではサービス対象外となっていました。
また、NHK受信料もJ:COMの団体一括割引(年間2,400円の割引)が適用されているのですが、楽天の場合はそれがなくなります。
楽天に切り替える場合、ガスは他で契約する必要が出てきますので、これまでの割引の適用がなくなる可能性が高いです。
J:COM解約費用を楽天のポイントバックで補填できるか?
仮にJ:COMから楽天に乗り換えた場合、J:COMを解約することになりますが、その場合に発生する違約金や解約手数料はいくらかかるか?また楽天のポイントバックで補填できるか考えてみます。
楽天に切り替えた場合のポイント還元はどうなるか?
モバイル+楽天Turbo契約による20,000ポイントプレゼントの他、楽天でんき契約により1,000ポイントプレゼントなどのキャンペーンに加え、楽天モバイルと楽天TurboはSPU対象サービスとなっています。
楽天モバイルは+4%、楽天Turboは+2%、この2つだけで計+6%アップデカいです。
2023年の楽天市場の利用金額は年間39万円程だったので、2024年も同じ程度の金額を利用した場合、+6%分で23,400ポイントが切り替え後1年間で上乗せされることになります。
J:COM解約で発生する諸費用はいくら?
J:COMは戸建ての場合、契約期間が24カ月ごとの更新のため、途中解約となると解約金16,500円が発生します。ただし、契約満了月とその翌月に解約を申し込めば解約金は無料となります。
また、機器の撤去費用もかかります。J:COM作業員に全撤去してもらうと、おそらく10,780円の支払いが発生。
さらにJ:COM契約時の工事費用36,000円を24回の分割支払いで実質無料としていたため、途中解約の場合は残債の支払いが発生します。
例えば契約後1年半で解約したとすると、工事費用の残り6回分の9,000円が請求されるというかたちになります。
住居の状況や契約期間により変動しますが、契約後1年半(2024年1月現在がここ)での解約で考えた場合、ざっと計算した解約に伴う費用は36,280円。
またテレビアンテナの設置費用を35,000円とした場合、合計71,280円。
楽天Turbo+モバイル契約による20,000ポイントプレゼント、また楽天でんき契約で1,000ポイントプレゼントで計21,000ポイント
ここまででJ:COM解約に伴う費用は、還元されるポイントと差し引きで50,280円。
つまり、ポイントバック分を考えても50,280円が出てしまう計算になりました。
月々の支払い減を考慮すると8回目の支払いから黒字に転換
月々の支払い額は、楽天への切り替え初月が3,512円減額、2~12回目までが月6,812円減額なので8回目の支払いの時点で減額分が51,196円となり、ポイントバック補填ではみ出た50,280円を上回ることになりました。
計算上楽天サービスに契約すれば8カ月で黒字になっていくということです。
また楽天市場でのSPU+6%アップによるポイント還元もあるので、期間としては8カ月より早くなるかもしれません。
“解約金かかってしまっても即解約” or “解約金かからない更新月を待って解約”はどっちがお得か?
J:COMの解約でかかってくる諸費用の中で、途中解約金の16,500円と分割工事費用の残り半年分9,000円の2つは更新月に解約することでかからなくなります。
このタイミングで解約すれば機材の撤去費用の10,780円のみになります。
ここにアンテナ設置費用35,000円を加えて、合計45,780円が更新月で楽天サービスに切り替える場合のかかる費用となります。
一方で、あと半年解約を待つと仮定すると、J:COMであと6回分の支払いが発生します。
6ヶ月切り替えを待った場合、1回目~6回目までの減額される月々の支払い額の合計37,572円分が45,780円に上乗せされ、計83,352円となってしまします。
まとめると以下の通り。
解約諸費用の合計 | |
---|---|
契約更新月を待たずにすぐ解約 | 71,280円 |
契約更新月を待ち解約 | 83,352円 |
つまり、解約金がかからなくなる半年後を待って解約するより、解約金がかかっても今すぐ解約してしまった方が安く済むということになります。
金額やその他のメリット・デメリットを総合的に見て今すぐ切り替えるべきか?
ここまで金額に関する比較、その他メリット・デメリットに関する比較をしてきましたが、それらを踏まえて総合的に判断するとどうか?
結論としてはすぐに楽天に切り替えることにしました。
切り替えのネックになっていることは、解約にかかる諸費用、YouTubeが見れなくなることがありますが、解約金は楽天Turboキャンペーンのポイントや月々の支払い額の減額で、YouTubeは他の視聴方法で対応は可能です。
それらを考慮してもやはり月々の支払額が減るのはデカいと考えました。
アンテナ設置も解約までの猶予期間があるため問題はありません。
【徹底比較】楽天モバイルとJ:COMモバイルどっちがお得か?Wi-Fiや他サービス込みで考えてみた。
今回、私が契約しているJ:COMモバイルから楽天モバイルへまとめるにあたって、Wi-Fiやテレビなどのスマホ以外のサービスも含め徹底的に比較検討してみました。
結果は楽天のサービスにまとめてしまった方が月々の支払い額も減り、お得に利用できることがわかりました。
楽天モバイルに加え、楽天TurboもSPU対象サービスですので楽天市場のポイント還元率もアップします。
楽天への切り替えにより年間でかなりの固定費の削減が期待できる結果となりました。
徹底的に比較検討するのはかなりの労力がかかりますが、やはり固定費の削減は家計の改善に大きく貢献できます。
定期的にこういった時間を作って、今後もスマホを含めた固定費の見直しをしていきたいと思いました。
ここ最近スマホを含め、固定費の見直しをしていない人は、この記事を参考にして楽天サービスへの切り替えを検討してみてはいかがでしょうか?
2024年5月現在、楽天グループの三木谷社長紹介リンクから楽天モバイルに申し込みをすると、乗り換えで14,000ポイントがもらえるキャンペーンが開催されています。
もともとは2024年5月31日までのキャンペーンでしたが、キャンペーン期間延長となり終了日未定となっています。
14,000ポイントもらえれば実質約13ヶ月無料で楽天モバイルを利用しつつ、さらに楽天市場のSPUが+4倍にすることができます。
楽天経済圏でお得にポイントバックを狙うなら、このタイミングで楽天モバイルを契約してみてください。
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