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【プラチナプリファード改悪】年間250万円利用の我が家の今後の三井住友カードのクレカ戦略

クレカ活用術
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三井住友カードのクレカ積立還元率の改定が発表され、2024年11月以降のプラチナプリファードでの積立還元率は年間利用金額300万円未満の場合は1%となり、ゴールド(NL)と還元率が変わらなくなります。

そのため、クレカ積立だけで考えた場合のプラチナプリファードを利用するメリットはほぼなくなってしまいました。

しかし、プリファードストアでの還元率アップなどの特典もあるため、特約店の利用状況次第ではプラチナプリファードを利用するメリットはまだ残っている可能性があります。

そこで、我が家の2023年度1年間の三井住友カードが利用可能な支払い金額を集計し、プラチナプリファードかゴールド(NL)どちらで支払った方がポイント還元がいいかを徹底検証してみました。

今回の還元率改定を受けて、2024年11月以降、プラチナプリファードかゴールド(NL)のどちらをメインカードにするか悩んでいる人は参考にしてみてください。

プラチナプリファード、ゴールド(NL)のポイント還元率をおさらい

まずはそれぞれのカードのポイント還元率について確認していきます。

プラチナプリファードのポイント還元率

基本還元率1%
マイ・ペイすリボ特典+0.5%
100万円利用特典(400万円まで)1万ポイント×4

プラチナプリファードのポイント還元率は上記の通り。

100万円利用特典は400万円までの計4万ポイントが上限。

さらにプリファードストアにて最大で+14%還元率アップの特典があります。
※プリファードストアは以下リンクを参照。

ゴールド(NL)のポイント還元率

基本還元率0.5%
マイ・ペイすリボ特典+0.5%
100万円利用特典(100万円まで)1万ポイント×1

ゴールド(NL)のポイント還元率は上記の通り。

100万円利用特典は100万円までの1万ポイントが上限。

Vポイントアッププログラム、Oliveアカウントの選べる特典

三井住友カードは、Vポイントアッププログラム、Oliveアカウントの選べる特典を利用することで、対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済が最大20%となります。
※詳細は以下リンクより

ただし、実際20%まで還元率を引き上げることは現実的には難しいです。

私の場合は11%還元(通常ポイント含む)となっています。

私の場合は最大11%ポイント還元

我が家の2023年の年間利用額は約250万円

まずは我が家の2023年4月~2024年3月の1年間で三井住友カードが利用可能な支払い金額をすべて集計した結果を以下にお示しします。

支払い先利用金額
電気ガス水道、通信費など449,466円
食費、娯楽費など1,952,347円
サイゼリヤ※111,000円
マクドナルド※18,920円
バーミヤン※13,361円
マツキヨ※235,384円
ココカラファイン※22,690円
ライフ※26,652円
ETC※223,630円
合計2,493,450円
※1:11%還元となる対象飲食店
※2:プリファードストア

利用金額からそれぞれのカードのポイント還元を計算

年間利用金額をプラチナプリファード、ゴールド(NL)で支払いをした場合還元されるポイント数を計算していきます。

計算結果を先にお示しすると以下の通りです(年会費差引いています)。

マイ・ペイすリボなしマイ・ペイすリボあり
プラチナプリファード16,021P28,488P
ゴールド(NL)初年度19,295P31,762P
ゴールド(NL)2年目以降24,795P37,262P
年間利用金額からのポイント還元率(年会費分も差引いた結果)

年会費5,500円かかっている初年度ゴールド(NL)の時点でプラチナプリファードよりも還元ポイント数が高い結果になりました。

では詳細な計算方法を解説していきます。

プラチナプリファードを利用した場合もらえるポイント数は?

まずプラチナプリファードの基本還元率は1%、マイ・ペイすリボ特典で+0.5%、合計利用金額が2,493,450円で年間100万円利用特典×2なので…

  • 44,934P(マイ・ペイすリボなし)
  • 57,401P(マイ・ペイすリボあり)

また、対象の飲食店、プリファードストア特典でのポイントアップ分は以下の通り。

支払い先と還元率上乗せ分上乗せされるポイント数
サイゼリヤ(+10%)1,100P
マクドナルド(+10%)892P
バーミヤン(+10%)336P
マツキヨ(+1%)353P
ココカラファイン(+1%)269P
ライフ(+1%)665P
ETC(+2%)472P
合計4,087P

獲得ポイント数の合計は…

  • 49,021P(マイ・ペイすリボなし)
  • 61,488P(マイ・ペイすリボあり)

プラチナプリファードの年会費33,000円を差し引くと…

  • 16,021P(マイ・ペイすリボなし)
  • 28,488P(マイ・ペイすリボあり)

ゴールド(NL)を利用した場合もらえるポイント数は?

ゴールド(NL)の基本還元率は0.5%、マイ・ペイすリボ特典で+0.5%、合計利用金額が2,493,450円で年間100万円利用特典×1なので…

  • 22,467P(マイ・ペイすリボなし)
  • 34,934P(マイ・ペイすリボあり)

また、対象の飲食店でのポイントアップ分は以下の通り。

支払い先と還元率上乗せ分上乗せされるポイント数
サイゼリヤ(+10%)1,100P
マクドナルド(+10%)892P
バーミヤン(+10%)336P
合計2,328P

獲得ポイント数の合計は…

  • 24,795P(マイ・ペイすリボなし)
  • 37,262P(マイ・ペイすリボあり)

ゴールド(NL)の年会費は初年度5,500円、年間100万円利用で2年目以降永年無料となるので…

  • 初年度19,295P(マイ・ペイすリボなし)
  • 初年度31,762P(マイ・ペイすリボあり)
  • 2年目以降24,795P(マイ・ペイすリボなし)
  • 2年目以降37,262P(マイ・ペイすリボあり)

年間250万利用ではプラチナプリファードよりゴールド(NL)がお得

我が家の2023年度の年間利用金額、クレカ積立金額から、プラチナプリファードとゴールド(NL)どちらで利用した方がお得かを徹底的に計算してみました。

結果として、プリファードストアや対象のコンビニ・飲食店利用の特典を考慮してもゴールド(NL)を利用した方が還元ポイント数が高くなりました…。

私の2023年の利用金額では2024年11月以降プラチナプリファードを利用するメリットはなさそうです。

プラチナプリファードの方がお得になる条件は?

今回集計した我が家での年間約250万円利用では、ゴールド(NL)の方がお得になるという結果となりましたが、プラチナプリファードの方がポイント還元がよくなる条件にはどのような要因があるか考えてみます。

それぞれのカードの還元ポイント数に影響を及ぼす要因としては以下が考えられます。

  • 年間利用金額が300万円以上
  • 対象のコンビニ・飲食店除くプリファードストアでの支払い金額

年間利用金額が300万円以上

まずは年間利用金額ですが、年間利用金額300万円をボーダーラインとして、プラチナプリファードのクレカ積立の還元率が変わってきます。

年間利用金額クレカ還元率
500万円以上3%
300万円以上2%
300万円未満1%
プラチナプリファードの年間利用金額ごとのクレカ還元率

プラチナプリファードのクレカ積立還元率は300万円以上では2%となるのに対し、300万円未満の場合は1%とゴールド(NL)と同じ還元率となります。

つまり年間利用金額が300万円以上であれば、クレカ積立金額次第でプラチナプリファードがお得になることが予想されます。

対象のコンビニ・飲食店除くプリファードストアでの支払い金額

次にプリファードストアでの利用金額です。

ただし、一部のプリファードストアは、ゴールド(NL)の特典にもある、対象のコンビニ・飲食店と重複するため、この対象のコンビニ・飲食店を除外したプリファードストアでの利用金額が影響を及ぼしてくると考えられます。

対象のコンビニ・飲食店

特に影響を及ぼしそうなプリファードストア特約店は以下の通り。

特約店還元率
ETC+2%
Expedia+14%
Hotels.com+11%
マツキヨなどのドラッグストア+1%

プラチナプリファードはETC利用料金が3%還元となるため、ゴールド(NL)の0.5%還元の6倍になります。

また旅行予約サイトではExpediaで15%還元となるため、ゴールド(NL)の30倍に、マツキヨやココカラファインなどのドラッグストアは2%還元となるため、ゴールド(NL)の4倍になります。

これらのプリファードストアの利用頻度が高い場合は、プラチナプリファードの方がお得になる可能性が上がります。

プラチナプリファードがお得になる人はかなり限定される

ですが、年間300万円利用、プリファードストアの利用頻度が高いといった条件を考えると、プラチナプリファードの方がお得になる人はかなり限定されることが考えられます。

上記のような条件に当てはまらない場合はゴールド(NL)の方がよさそうです。

今後の三井住友カードの利用方針

2023年度の利用金額から考えた場合、我が家ではゴールド(NL)をメインカードにした方がお得という結果となりました。

ですが、プラチナプリファード発行初年度は新規申し込みキャンペーンを利用することで年会費以上のポイントが還元されます。※初年度のキャンペーンは以下記事を参照

紹介特典の1万ポイント、カード発行から3ヶ月後末までに40万円以上利用特典の4万ポイントで、初年度は年会費が実質無料(むしろ黒字)になるので、初年度はゴールド(NL)よりもプラチナプリファードの方がポイント還元が上回ります。

私はプラチナプリファードを2024年3月頭に発行したため、ひとまず2024年10月まではクレカ積立10万円で5%分のポイントをもらいつつメインカードとして利用し、2年目以降(2025年3月以降)はプラチナプリファードを解約し年会費無料のゴールド(NL)をメインカードとして利用していく方針です。

ただ、ゴールド(NL)は100万円利用特典の1万ポイント還元は1回のみです。

年間利用金額が250万円だったため、ゴールド(NL)で100万円利用達成後は、メインカードをOliveフレキシブルペイゴールドに切り替えて、こちらでも100万円利用特典の1万ポイントをもらいに行くことにします。

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