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【SBI証券】クレカ積立還元率改定内容のまとめと今後のクレカ戦略を考える

クレカ活用術
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2024年3月8日に「金融商品取引業等に関する内閣府令」の一部改正で、クレカ積立の上限が月10万円まで引き上げられました。

証券各社よりポイント還元率に関する今後の方針について発表がある中、SBI証券は積立上限は10万円まで引き上げるもののポイント還元率の今後の方針は未定となっていました。

そしてついに2024年3月22日、SBI証券のクレカ積立の今後の方針が発表されました。

正直な話、超改悪と言わざるをえません。

プラチナプリファードを発行して5%のポイント還元を狙っていた私としては大ダメージです。

今回のポイント還元率改定を受け、私的プラチナプリファードを含む三井住友カードでの今後のクレカ利用戦略を考えてみたのでまとめていきます。

年間利用金額、通常利用による総獲得ポイント数(マイ・ペイすリボ併用も考慮)、年会費との差し引きでの損益分岐点も計算してみましたので良ければ参考にしてください。

SBI証券のクレカ積立還元率の改定内容を解説

SBI証券のクレカ積立では、2024年5月買付分(2024年4月10日積立設定締め切り分)より10万円の積立が可能となります。

10万円積立の設定は、2024年3月23日からのシステムメンテナンス終了後より変更ができるようになるようです。

そして問題のポイント還元率に関しては、2024年5月買付分から2024年10月買付分までのポイント還元率は現状維持となりますが、2024年11月買付分以降は以下の通り変更となります。

カード名還元率・条件
プラチナプリファード
(Olive & 三井住友カード)
1%
(年間利用金額に応じ2% or 3%
ゴールド
(Olive & NL)
1%
(年間利用金額に応じ0.75% or 還元なし)
Oliveフレキシブルペイ
三井住友カード(NL)
0.5%
(年間利用金額に応じ0.5% or 還元なし)
「三井住友カード つみたて投資」サービス内容改定のお知らせより一部抜粋

プラチナプリファードは基本還元率が1%、年間利用金額で最大3%

プラチナプリファードは衝撃の基本還元率1%に減額となります。

最大で3%還元になりますが、以下の年間利用金額が条件となります。

年間利用金額クレカ還元率
500万円以上3%
300万円以上2%
300万円未満1%
「三井住友カードつみたて投資」のポイント付与率および条件の詳細より一部抜粋

毎月付与されるポイントは基本還元率となる1%のみで、年間利用金額の条件を達成した場合のみカード加入月の翌月末頃に継続特典として付与されるとのことです。

年間利用金額300万円以上はかなりハードルが高く、ましてや500万円は一般家庭にはまず無理です。

そのためプラチナプリファードでのクレカ積立還元率は基本的に1%還元と考えた方がいいです。

ゴールドは初年度は1%還元、2年目以降は年間利用金額で0.75% or 還元なし

Oliveフレキシブルペイ ゴールド、三井住友カード ゴールド(NL)では、初年度の基本還元率は1%となりますが、2年目以降は前年の利用金額次第で減額があります。

入会年度年間利用金額クレカ還元率
初年度条件なし1%
2年目以降100万円以上
10万円以上
10万円未満
1%
0.75%
0.00%
「三井住友カードつみたて投資」のポイント付与率および条件の詳細より一部抜粋

また、カード加入日が2023年9月30日(土)以前の場合は、2023年10月1日(日)~2024年9月30日(月)の利用期間内の金額に応じて以下の通りになります。

年間利用金額クレカ還元率
100万円以上1%
10万円以上0.75%
「三井住友カードつみたて投資」のポイント付与率および条件の詳細より一部抜粋

ゴールドの場合、1%の還元率を維持するためには毎年100万円修行を達成する必要があります。

ノーマルOliveフレキシブルペイ、三井住友カード(NL)は基本0.5%還元、年間利用10万円未満で還元なし

ノーマルカードの基本還元率は0.5%還元で年間利用金額次第で以下の通りの還元率となります。

入会年度年間利用金額クレカ還元率
初年度条件なし0.50%
2年目以降10万円以上
10万円未満
0.50%
0.00%
「三井住友カードつみたて投資」のポイント付与率および条件の詳細より一部抜粋

また、カード加入日が2023年9月30日(土)以前の場合は、2023年10月1日(日)~2024年9月30日(月)の利用期間内の金額に応じて以下の通りになります。

年間利用金額クレカ還元率
10万円以上0.50%
10万円未満0.00%
「三井住友カードつみたて投資」のポイント付与率および条件の詳細より一部抜粋

年間10万円以上なのでハードルはかなり低いですが、基本還元率が0.5%なので選択肢には上がってこないです。

年間300万円以上利用しないとプラチナプリファードのメリットはなくなる

上記の条件から、年間利用金額とポイント還元率の分岐点は300万円がボーダーラインとなります。

以下の表は各カードごとの年間利用金額と月10万円積立による獲得ポイント数を一覧で示したものです。2つ目の表はマイ・ペイすリボ(+0.5%還元)考慮したものです。

カード名※1年間利用金額 積立還元率総獲得ポイント※2年会費差引※3
PP500万円
400万円
300万円
200万円
100万円
3%
2%
2%
1%
1%
126,000P
104,000P
84,000P
52,000P
32,000P
93,000P
71,000P
51,000P
19,000P
-1000P
300万円
200万円
100万円
1%
1%
1%
37,000P
32,000P
27,000P
37,000P
32,000P
27,000P
100万円0.5%21,000P21,000P
カード別、年間利用金額別の還元ポイント数(マイ・ペイすリボ考慮しない)
※1:PP=プラチナプリファード、G=ゴールド、N=ノーマル
※2:月10万円積立設定でのポイント獲得数+通常利用によるポイント還元+100万円利用による1万円還元も含めたポイント獲得総数
※3:ゴールドは年会費無料で計算
カード名※1年間利用金額 積立還元率総獲得ポイント※2年会費差引※3
PP500万円
400万円
300万円
200万円
100万円
3%
2%
2%
1%
1%
151,000P
124,000P
99,000P
62,000P
37,000P
118,000P
91,000P
66,000P
29,000P
4000P
300万円
200万円
100万円
1%
1%
1%
52,000P
42,000P
32,000P
52,000P
42,000P
32,000P
100万円0.5%26,000P26,000P
カード別、年間利用金額別の還元ポイント数(マイ・ペイすリボ考慮する)
※1:PP=プラチナプリファード、G=ゴールド、N=ノーマル
※2:月10万円積立設定でのポイント獲得数+通常利用によるポイント還元+100万円利用による1万円還元も含めたポイント獲得総数
※3:ゴールドは年会費無料で計算

※マイ・ペイすリボの手数料計算方法は以下を参照。

年間300万円以上利用するのであれば、プラチナプリファードでの総獲得ポイントが年会費を考慮してもゴールドを上回ります。

一方で300万円以上利用できなければプラチナプリファードでの積立還元率は、ゴールドでの積立還元率と変わらなくなり、年会費を差し引いた場合の総獲得ポイント数はゴールドの方が上回ります。

そのため年間利用金額300万円がボーダーラインと考えることができます。

2024年10月までは月10万積立で5%還元を最大限もらう予定

今回の改定を受けて、プラチナプリファードのクレカ積立のメリットは年間利用金額が300万円以上でないと見いだせなくなりました。

ただし、2024年10月買付分までは積立10万円にしても還元率は現状維持となるので、それまではプラチナプリファードで10万円積立を継続していき、5%のポイント還元を受けようと思います。

2024年11月以降は年会費無料のゴールド(NL)が最適解

現状、年間利用金額300万円以上は難しいので、2024年11月買付分以降はひとまずゴールド(NL)で積立を行っていこうかと考えています。

ただし年間100万円利用も必須条件となるので、その辺を考慮すると次回の集計期間開始まではプラチナプリファードで継続するかもしれません。

ここは今後も要検討です。

※2024年3月27日追記

我が家の年間のカード利用金額を集計しプリファードストアでの利用状況なども考慮してシミュレーションをしてみました。
※詳細は以下の記事を参照

私はゴールド(NL)とOliveゴールドをどちらも年会費無料で持っています。

そのため、今後のクレカ積立とカード利用の方針としては以下の通りです。

①ゴールドの100万円利用の集計期間が更新される2025年3月以降は、ゴールド(NL)でクレカ積立を行いつつ、メインカードをゴールド(NL)で100万円利用し特典の1万ポイントをもらう。

②その後Oliveゴールドに切り替えて100万円利用し特典の1万ポイントをもらう。

上記で100万円利用特典の1万ポイントを2回もらって、還元率1%でクレカ積立を行っていくのが我が家の最適解と判断しました。

ひとまずプラチナプリファードは解約しない方針

クレカ積立でのプラチナプリファードのメリットは2024年11月以降は失われますが、通常利用や新規発行キャンペーンを含めたポイント還元の面ではまだまだメリットはあると考えています。
※新規発行キャンペーンは以下の記事でまとめてます。

すでにSBI証券でNISA口座開設済みで、これから三井住友カードを発行して積立を検討しているのであれば、以下が最適解かと思います。

  • プラチナプリファードの新規発行特典を最大限もらう。
  • 積立をしながら年100万円程度利用する。
  • 2年目以降プラチナプリファード解約申し込み画面から解約引き留め特典を利用して年会費無料ゴールドへランクダウンする。
  • 年会費無料ゴールドで年100万円程度使いつつ積立を継続する。

以下の記事の方法を使えば、プラチナプリファードで無理なく年間100万を利用することはできると思います。

ひとまず私は2024年10月まではメインカードのまま使用し、11月以降は100万円修行集計期間以降ゴールドへ変更していく方針です。

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