三井住友カードのマイ・ペイすリボを活用して、リボ特典を受け取る方法をまとめました。
リボ払いと聞くと手数料が高いイメージを持たれる方が多いかと思いますが、それは間違った使い方をした場合の話です。
リボ払いのルールをよく理解した上でうまく利用することで、手数料を最小限に抑えつつ特典を受け取ることができます。
Olive&三井住友カードのマイ・ペイすリボとは?
マイ・ペイすリボは通常の1回払いで利用したカードの支払いが自動的にリボ払いになる支払い方法です。
通常のリボ払いのように店頭での支払い時にリボ払いと伝える必要がありません。
毎月の支払い金額を自分であらかじめ設定しておき、カード利用金額が設定金額を超えた分だけ翌月以降に繰り越される仕組みです。
マイ・ペイすリボを利用して1円でも手数料が発生すれば、特典を受け取ることができます。
マイ・ペイすリボ特典には何がある?
2024年11月現在、マイ・ペイすリボによる特典は以下の2つから選択することができます。
2024年6月以前の特典は、手数料が発生することで「利用金額に対するポイント還元率が+0.5%」でしたが、2024年7月以降、特典内容が変更されてしまいました。
ただし、2024年6月30日までに+0.5%特典の継続申し込みをしている場合は2024年11月現在も+0.5%特典の継続は可能となっています。
Aコースでは、Vポイントアッププログラム対象店舗でのポイント還元率が+2%になる特典です。
対象店舗にはコンビニではセブンイレブン、ローソンやミニストップ、飲食店ではマクドナルドやサイゼリヤ、ケンタッキーなどがあります。
またBコースでは毎月タダチャン!といって毎月10万円を上限に、抽選でカード利用金額が無料になるというものです。
私は2024年11月現在も+0.5%特典を継続しているため、新しい特典自体は利用したことがありませんが、選ぶのであれば無難にAコースが良さそうに思います。
リボ払いの手数料発生の仕組み
リボ払いの手数料率は年率15%が一般的で、三井住友カードのマイ・ペイすリボの手数料率も年率15%となっています。
実際の手数料発生の仕組みについて三井住友カード公式のシミュレーションを用いて解説します。
6月に5万円を利用、支払い上限金額を5,000円に設定した場合
上記画像の通り、支払い日が毎月26日、6月15日に5万円を利用、マイ・ペイすリボの支払い上限金額を5,000円で設定した場合を考えてみます。
三井住友カードの締め日は月末なので、6月利用分の支払いは7月26日になります。
本来なら7月26日に5万円分の引き落としがありますが、マイ・ペイすリボで支払い上限金額を5,000円に設定しているため、7月26日に実際支払うことになる金額は5,000円。つまりここで、5万円から5,000円を差し引いた4万5,000円の支払い残高が発生します。
この支払い残高に対し年率2%の利息が毎日つくことになり、7月以降に発生する手数料は以下の通りです。
7月26日 | 8月26日 | 9月26日 | |
---|---|---|---|
支払い金額 | 5,000円 | 5,092円 | 5,563円 |
手数料 | 0円 | 92円 | 563円 |
残高 | 45,000円 | 40,000円 | 35,000円 |
7月分の手数料の計算方法
7月の支払い残高が発生する具体的な期間は7月27日~7月31日までの5日間。
そのため手数料の計算式は以下のようになります。
8月分の手数料の計算方法
次に8月分の手数料の計算です。
7月26日の支払い日以降の残高45,000円は、8月以降も次の支払い日8月26日までの間(8月1日~8月26日の26日間)年率15%の手数料がかかってきます。
さらに8月26日に一定額5,000円の支払いがあり、8月27日~8月31日の間の残高40,000円に対し年率15%の手数料がかかってきます。
つまり8月分の手数料の計算は以下のようになります。
リボ払いの手数料の計算式はこのようになっています。
では、手数料を最小限に抑えるためにはどのようにカードを利用すればいいのでしょうか?
手数料を最小限に抑えるためには?
マイ・ペイすリボの手数料を最小限に抑えるため、一番最初の月に手数料が発生する最低残高を計算してみます。
最小の手数料は1円なので、手数料が1円となる残高を逆算していきましょう。
上記の条件と同じく支払い日が毎月26日、6月15日にカードを利用した場合、手数料がかかってくるのは7月27日~7月31日の5日間。
つまり年率15%、5日間で手数料1円となる残高は?
最初の月に手数料が発生する最低金額は487円。
また、手数料が2円となる最低金額は487円×2=974円。
残高が973円までであれば手数料は2円未満となるため、手数料の計算が小数点以下切り捨てとなる場合は973円までが手数料が発生する最低残高となります。
手数料の計算方法に関して、実際の端数の処理については調べても出てきませんでした。小数点以下を四捨五入する場合は変わってくる可能性もあります。
1円2円の細かい金額まで考えるとめんどくさくなるので、わかりやすく残高を常に500円~1,000円程度にしておけば手数料を最小限に抑えることができると考えることができます。
実際の支払い方法調整の例
実際に私が支払い方法を調整した際のスクリーンショットを紹介します。
支払い残高の調整はカード支払い金額が確定したあと、Vpassアプリから調整することができます。
まずはVpassトップの①お支払い額変更をタップし、②マイ・ペイすリボ設定金額の変更の申し込み、③お支払金額の増額の申し込みに進みます。
続いて、④次回お支払金額の臨時増額の申し込みをタップして次に進み、⑤一部追加して支払うに残高が500円~1,000円程度残る金額を入力して確認するをタップします。
金額の入力は1,000円単位での入力となります。上記の場合、27万3千円で入力してしまうと、支払い残高が171円となってしまい、手数料が発生しなくなってしまいます。
つまり、支払い残高を500円以上にするためには上記の例では追加お支払可能額から1,000円差し引いた金額、27万2千円を入力する必要があります。
仮に追加お支払い可能額が273,571円だった場合は、追加お支払い金額は27万3千円で大丈夫です。
Olive&三井住友カードのマイ・ペイすリボ攻略法!手数料を最小限に抑える方法のまとめ
Olive&三井住友カードで利用できるマイ・ペイすリボの攻略法を実例を交えて解説しました。
残高の調整方法は1度やってみれば以外と簡単にできるので、挑戦してみてください。
※2024年11月~三井住友カードのリボキャンペーンが開催されています。
マイ・ペイすリボ支払い上限を3万円以下に設定し、6万円を利用することで5,000ポイントの還元です。
支払い金額が確定した後、追加お支払い金額で29,000円を追加すれば手数料を最小限に抑えつつ5,000円分のポイントがもらえます。
還元率8.3%のお得なキャンペーンなのでぜひ利用してみてください。
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