Vポイントが貯まる三井住友カードは、還元率の高さやSBI証券のクレカ積立に利用できることなどから人気の高いクレジットカードです。
でも、三井住友カードにもノーマルの三井住友カードの他、ゴールドやプラチナプリファードなどがあり、どれが自分に合っているのか、どれが一番お得なのかわからないという人もいるのではないでしょうか?
この記事では、Oliveフレキシブルペイを含め三井住友カードを4種類持っている筆者が一番お得な三井住友カードの作り方とカード利用方法を徹底解説していきます。
三井住友カードの一番お得な作り方は?それぞれのカードの概要を解説
三井住友カードには主に3つのカードがあります。各カードの基本情報は以下の通りです。
三井住友カード(NL) | 三井住友カード ゴールド(NL) | 三井住友カード プラチナプリファード | |
---|---|---|---|
基本還元率 | 0.5% | 0.5% | 1% |
年会費(税込) | 無料 | 5,500円※1 | 33,000円 |
カードブランド | VISA Mastercard | VISA Mastercard | VISA |
クレカ積立還元率 | 0.5% | 1% | 5% |
100万円利用特典※2 | なし | あり(1回のみ) | あり(4回まで) |
※2:100万円利用特典とは、100万円利用で1万ポイントが還元される特典です。
ゴールド(NL)では100万円利用につき1回まで1万ポイント付与、プラチナプリファードは100万円ごとに4回まで1万ポイント付与されるというものです。
クレカ積立還元率は2024年11月買付分より変更となります。詳細は以下の記事参照。
三井住友カードは、基本還元率がプラチナプリファード以外は0.5%と一見すると低い印象を持ちますが、100万円利用特典により1万ポイントが付与されることで、実質1.5%の還元率となります。
また、三井住友カードの特典として、対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済で最大7%還元になるというものがあります。
マクドナルドやサイゼリヤ、コンビニではセブンイレブンやローソンが対象です。詳細は以下のリンクを参照。
では、それぞれのカードの概要を踏まえ、どのカードを選択すべきかを考えていきます。
まず、三井住友カードをメインカードとするのであれば、固定費の支払いや日用品の購入で年間100万円は確実に利用するはずなので、ゴールド(NL)以上は確定。
プラチナプリファードは年会費が33,000円かかるため、年間300万円以上利用しなければ基本的にはゴールド(NL)の方がお得になります。
そのため多くの人はここでゴールド(NL)の発行を選択するかと思います。
ですが、一番最初に発行するべき三井住友カードはゴールド(NL)ではなくプラチナプリファードです。
まず最初に作るべきはプラチナプリファード
プラチナプリファードには新規発行キャンペーンがあり、初年度はこのキャンペーンを活用することで年会費以上のポイント還元が見込めます。
キャンペーンでもらえる詳細なポイント数は以下の通りです。
※新規発行キャンペーンの詳細については以下の記事で解説しています。
上記のキャンペーン特典だけでも合計で6万8,000ポイントがもらえるので、年会費を差し引いても3万5,000円の黒字になります。
また、裏技になりますがプラチナプリファードの年会費を無料にする方法があります。
これらの特典を利用することで、発行初年度は年会費や年間利用金額を気にすることなくプラチナプリファードを利用することができます。
年間利用金額から2年目以降のカード券種を検討する
1年目は新規発行キャンペーンを活用してプラチナプリファードを利用しますが、2年目以降は1年目の年間利用金額とプリファードストア利用状況から利用するカードを検討していきます。
いくつかのパターンで2年目以降選ぶべきカードを解説します。
パターン1:利用金額が300万円以上ならプラチナプリファード継続
1年目の年間利用金額が300万円を超えるようなら、2年目以降もプラチナプリファードを継続しましょう。
以下の記事で解説していますが、年間利用金額300万円がゴールド(NL)とプラチナプリファードの損益分岐点となります。
また、プラチナプリファードにはプリファードストアという特約店でカードを利用することで最大+14%還元率がアップする特典があります。
プリファードストアの利用状況によっては年間利用金額が300万円以下でもプラチナプリファードがお得になる場合もあるので、1年目のプリファードストア利用状況に応じて2年目以降のカードを検討をしましょう。
パターン2:利用金額が100万円以上200万円未満ならゴールド(NL)へ切り替え
1年目の利用金額が100万円以上あるけど200万円未満、かつプリファードストアの利用状況もそこまで多くなかったという場合は、2年目はカードランクを落としゴールド(NL)に切り替えをしましょう。
ただ、ゴールド(NL)は年会費が5,500円かかります。
1度でも年間利用金額が100万円を超えれば、翌年以降の年会費が無料になりますが、どうしても初年度は年会費が発生してしまう点がネックです。
ですが、以下の記事のプラチナプリファードの年会費を無料にする裏技と同様にカード退会の申し込みを進めていくと、年会費永年無料のゴールド(NL)へ切り替え特典が出現することがあります(100%ではない)。
プラチナプリファードからゴールド(NL)へ切り替えを行う場合は、この退会申し込みからの年会費永年無料ゴールド(NL)特典を利用して切り替えるのがおすすめです。
パターン3:利用金額が200万円以上300万円未満ならゴールド(NL)2枚持ち
年間利用金額が200万円以上300万円未満の場合は、パターン2の方法でプラチナプリファードからゴールド(NL)へ切り替えると同時に、カードブランド違いで新たに三井住友カード ゴールド(NL)を発行することをおすすめします。
なぜゴールド(NL)を2枚持ちにするのかというと、ゴールド(NL)の100万円利用特典の受け取り回数に関係します。
ゴールド(NL)は100万円利用特典の1万ポイントが受け取れるのは1回までです。
つまり年間利用金額が200万円以上の場合、2回目の100万円利用(101万円~200万円まで)に対する1万ポイントの還元が受けられません。
ですが、ゴールド(NL)を2枚持ちにすることで、年間200万円利用のうち、最初の100万円を1枚目のゴールド(NL)で支払い、101万円~200万円までの2回目の100万円利用を2枚目ゴールド(NL)で支払うことで、それぞれのカードで1万ポイントの特典を受け取ることができます。
ゴールド(NL)1枚だと、2回目の100万円利用特典を無駄にしてしまうので、200万円以上利用する場合は必ず2枚目ゴールド(NL)を発行するようしましょう。
ちなみに三井住友カード ゴールド(NL)を新規発行する場合は、ポイントサイト経由がお得になります。
2024年4月現在ではニフティポイントクラブ経由が一番高還元で、新規発行申し込みで4,000円分のポイントがもらえます。
発行する時期によって各ポイントサイトの還元率は変わってきますので都度確認するようにしましょう。
100万円利用を簡単に達成するための裏技
100万円利用って、金額だけ見ると少しハードルが高そうに見えるかと思いますが、メインカードにして固定費や日用品の購入をすべてまとめることで以外と簡単に達成することができます。
さらに、私は以下の記事で解説しているルートで楽天キャッシュやSuicaに移行し、固定資産税や自動車税の支払い、楽天キャッシュによる投信積立、ガソリン代や交通費の支払いもすべて三井住友カードの100万円利用の対象にして支払っています。
通常、クレジットカードを利用すると税金の支払いなどは手数料がかかってしまいますが、上記のルートで楽天キャッシュに移行し楽天ペイの請求書払いにすることで “手数料無料” で “100万円利用対象の支払い” にしつつ “還元率を底上げ” して支払うことが可能になります。
手間はかかりますが、この方法を利用すると100万円利用対象になる支出を増やすことができるのでおすすめです。
三井住友カードの還元率を上げる小技を紹介
三井住友カードの還元率は概要のところでも解説した通りですが、さらに還元率を上げる三井住友カード公式の小技を紹介します。
マイ・ペイすリボで+0.5%
マイ・ペイすリボとは、三井住友カードのリボ払いのことで、マイ・ペイすリボを利用してリボ払い手数料が発生するとポイント還元率が+0.5%アップします。
リボ払いと聞くと、あまりいいイメージを持たない方もいるかもしれませんが、手数料管理を徹底することで、手数料以上のポイント還元が見込めます。
マイ・ペイすリボの詳しい解説は以下の記事でしているので、興味があれば参考にしてみてください。
Oliveアカウント発行で対象のコンビニ・飲食店で還元率が最大20%に
Oliveは三井住友銀行が提供している金融サービスで、Oliveアカウントを発行することで銀行口座、クレジットカード、デビットカード、証券口座、ポイント管理などがすべて一つのアプリ内で管理することができるようになります。
このOliveアカウントの特典の一つに、対象のコンビニ・飲食店での支払いの還元率が最大20%まで上がるVポイントアッププログラムというものがあります。
対象のコンビニ・飲食店の一例として、マクドナルドやサイゼリヤ、ココス、コンビニではセブンイレブンやローソンがあります。
最大の20%まで引き上げることは現実的に難しい部分もありますが、私の場合、2024年4月時点で11%還元までアップできています。
三井住友カードを利用するのであれば、作るだけで還元率をアップできるOliveアカウントは必ず作っておくようにしましょう。
ちなみにOliveアカウント発行に伴い、Oliveフレキシブルペイというマルチ機能(クレカ、デビット、キャッシュカード)を搭載したカードが発行されます。
このOliveフレキシブルペイにも三井住友カードと同じくOliveノーマルカード、Oliveゴールド、Oliveプラチナプリファードの3種類があり、年会費や100万円利用特典などもほぼ同じように設定されています。
Oliveフレキシブルペイ | Oliveフレキシブルペイ ゴールド | Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード | |
---|---|---|---|
基本還元率 | 0.5% | 0.5% | 1% |
年会費(税込) | 無料 | 5,500円※1 | 33,000円 |
カードブランド | VISA | VISA | VISA |
クレカ積立還元率 | 0.5% | 1% | 5% |
100万円利用特典※2 | なし | あり(1回のみ) | あり(4回まで) |
※2:100万円利用特典とは、100万円利用で1万ポイントが還元される特典です。
ゴールドでは100万円利用につき1回まで1万ポイント付与、プラチナプリファードは100万円ごとに4回まで1万ポイント付与されるというものです。
三井住友カードの還元率を上げるだけなら年会費無料のOliveノーマルカードにしておきましょう。
※Oliveアカウントを作る際はポイントサイト経由で申し込みをするのがおすすめです。
私はポイントサイト「モッピー」の広告を利用して、3,000円のポイントをもらいつつOliveアカウントを作りました。
また、モッピー登録時は私の紹介で登録して条件を達成することで2,000ポイント、2024年4月限定で500円分のAmazonギフト券がもらえるキャンペーンをやっています(モッピーについては以下で解説しています)。
またOliveアカウントは友達紹介制度もあり、ポイントサイト広告との併用も可能です。
紹介特典で1,000円分のVポイントももらうことができます。
Oliveアカウントを持っている家族、友人がいなければ私の紹介コードを利用してください。
Oliveアカウント紹介コード:FF52416-6776046
貯めたVポイントのおすすめな使い道は?
ここまで三井住友カードの一番お得な作り方、利用方法を解説してきましたが、貯めたVポイントは使わなければ意味がありません。
ではVポイントにはどんな使い道があるのか、一番無駄のない使い道はなにかを解説します。
Vポイントの使い道で私的におすすめなのは以下の2つです。
上記の2つの使い道は1Vポイント=1円とレートが等価になる使い方です。
他社ポイントへの交換もできますが、多くの場合交換レートが下がってしまう場合が多いので、交換レートが等価になるように利用しましょう。
※Vポイントの使い道に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
また、SBI証券でポイント投資をする際はポイントの設定が必要となります。
設定方法については以下の記事を参考にしてください。
三井住友カードの一番お得な作り方まとめ
三井住友カードの一番お得な発行方法を解説しました。
プラチナプリファードは発行初年度のキャンペーンだけでも年会費以上のポイント還元が見込めるため、年間の支払い金額に関係なく発行してしまうのがおすすめです。
友達紹介&発行後利用のキャンペーンを達成する方法は以下の記事でまとめていますので参考にしてください。
※新規発行キャンペーンについてはこちら↓
※無理なく発行後3カ月後末までに40万円を無理なく達成する方法についてはこちら↓
※私からの三井住友カードの紹介も可能です。コンタクトフォームか私のX(旧Twitter)からご連絡いただければ個別で対応させていただきます。
コメント